柴犬の新太郎

柴犬と東京多摩地域の暮らし

地獄の出産2

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▲前回の話▲

 

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2日目

2日目は、朝から陣痛促進剤を使用した点滴。午前中は妻に余裕があり「15時に出るおやつ絶対に食べるんだ~♪」とか言っていた。が・・・お昼ごろに本格的な陣痛が始まる。「痛い!痛い!痛い!」とにかく叫ぶ妻。今まで事前に勉強してきた様々な出産の知識や技術を一気に吹き飛ばす程の痛さが妻を襲う。口で呼吸し、過呼吸になりそうになる。「まだですか?まだですか?もう産まれますか?」助産師に何度も聞いたが、帰ってきた答えは・・・「まだ子宮口が2㎝のままだよ。まだまだだよ。頑張って!」妻は何とも言えない顔をしていた。ショックで言葉も出なかった。陣痛促進剤は薬を使って無理矢理陣痛を促すわけだから相当痛いとは聞いていた。しかし、ここまでとは。痛みを感じていない僕が側にいて思うことは「早く楽にしてあげたい。」大好きな妻の痛がる姿何て見たくなかった。

 

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陣痛促進剤で地獄の始まり

そして結局19:00まで点滴をして、陣痛の痛みに耐えたものの、この日、赤ちゃんは産まれることがなかった。昨日の余裕な妻から一変して、顔はゲッソリ。言葉数も少ない妻になった。点滴を外した後は、30分で促進剤の効果が切れると助産師は言った。が、妻のお腹は夜中にも痛くなる。15分おきに「痛いよ~痛いよ~。」そして、「明日が怖いよ~怖いよ~」と泣きながら言っていた。僕は、そんな痛みに耐える妻の腰を摩ることしかできなかった。

 

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助産師の言葉が追い打ちをかける

悲しいことに、この日、助産師が最後に妻の様子を見た時に放った冷たい一言「みんな痛みに耐えてお母さんになるのよ。」悪気があって言ったわけではないのは承知。妻に頑張ってもらうために言った応援の言葉なのもわかる。でも痛みに耐えながら泣きながら頑張った妻。なのに最初に出てきた助産師の言葉がそれ。妻に、その時のその言葉は妻にはマイナスでしかなかった。

 

つづく